03
23 2023

<勤務先/経済産業省北海道経済産業局> 地域のニーズをくみ取って、 一緒に北海道の経済をより良く。

経営学部1部経営学科 2020年3月卒業 惣田 芽衣 市立札幌平岸高校出身

惣田さんは国家公務員一般職に合格し、経済産業省北海道経済産業局に入局。地域経済を支えている商店街などに対して、再生や活性化へ向けた支援を行う業務を担当しています。在学中の授業で中小企業経営者の話を聴いたことが、現在の職場を志すきっかけの一つになったといいます。

顔が見える関係性を大切に。

3年次に学内の公務員講座を受講し始めた頃は、公務員として何をしたいのか、まだ漠然としていました。それで、いろいろな職場の説明会などに参加し、目標を探す中で行き着いたのが当局。幅広い業務内容を聞いて、ワクワクした気持ちになりました。もう一つ、志望のきっかけとなったのが在学中の「地域経営者に学ぶ」という講義です。道内の中小企業の経営者が講師となって、課題とその解決のための工夫などを話してくれたのが印象深く、私も地域のために何かできることはないか、と考えるようになりました。そういった経験や出会いがあり、ふわっとしていた目標が明確になったことで、試験勉強に一層身が入るようになりました。

現在は、活力ある地域経済、安全・安心、持続可能な地域発展の実現をミッションとして、地域経済を支えている商店街などに対する支援を担当。多くの経営者に会う機会があり、いろいろな話をお聞きしながら、北海道経済を支えていくために、今あるものを守りつつ、さらに発展させていくには何ができるのかを考えています。企業とのやり取りが多く、在学中に経営学やマーケティングなどを学んだこともプラスになっています。
この1年で、道内20カ所以上の商店街を訪問。コロナ禍で足を運ぶことが難しい時期もありましたが、顔が見える関係性というのはやはり大事だなと感じています。実際に会うと、少し込み入った事情も話してくれますし、こういうことをしてほしいという要望も聞けます。今後も各地の商店街に足を運んで関係性を深めつつ、経済産業省の施策を使っていただくことはもちろんですが、事業者の皆さんのニーズをくみ取って、一緒に北海道の経済を、まちを、もっと良くしていければと思っています。

目標を定めて、的確に準備を。

公務員試験を目指す皆さんに先輩としてアドバイスするなら、根を詰めすぎないことも大事ということです(笑)。私も試験直前には大学の図書館で1日中勉強したり、民間志望の人が内定していくのを見て焦ったりもしましたが、あえて週1回ほどアルバイトの予定を入れ、違うことを考える時間もつくるようにしていました。時期に合わせて何をしたらいいか、迷うことも出てきますが、キャリア支援センターがスケジュールのアドバイスをしてくれるので、それに沿って準備していけば結果は付いてくるのではないかと思います。そういう情報を知らずに自分でペース配分するのは大変ですから、情報収集など頼れるところは頼った方がいい。私は、キャリア支援センターをはじめ友達や家族など、さまざまな支えがあって合格できたと思っています。
今、仕事をしていて感じる一番の魅力は、いろいろな人と出会えること。私たちが関わるのは道内の中小企業の経営者の方々が多いのですが、そういう方たちが北海道の経済を引っ張っているわけですから、一緒に仕事ができる面白さは大きいです。中小企業支援のほかにも、当局はエネルギー関連など業務の幅がとても広いので、それだけ会える人の数も多く、ワクワクできる仕事がたくさんあると思います。さらにいえば、国家公務員という立場は「国」単位の事業に取り組むためスケール感が大きく、自分がそれに少しでも携わっていると思えるのは、やりがいにつながっています。

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