入試制度 特別選抜(課題⼩論⽂)
趣旨
この制度は、学力試験ではなく、指定された課題に関して作成した小論文の内容とそれに関する口頭試問により総合的に選抜を行うものです。問題を発見し説明する力を持っている人、社会的事象に特別な関心・問題意識をもっている人を受け入れることを目的とする選抜制度です。
入試概要
試験地
札幌(本学豊平キャンパス)
出願について
出願資格・推薦要件
- (1)下記の1から4のいずれかに該当する者
- 1.出願する年度に高等学校を卒業見込みの者
- 2.出願する年度の前年度に高等学校を卒業した者
- 3.出願する年度に高等学校卒業程度認定試験に合格した者または合格見込みの者(出願する年度の第2回試験を受験する者の出願を認める)
- 4.出願する年度の前年度に高等学校卒業程度認定試験に合格した者
- (2)「全体の学習成績の状況」についての条件は特に設けません。高等学校長の推薦を要しません。また、専願制ではありません。
入試制度のポイント
ポイントを解説
小論文が得意な方にオススメ!
法学部2部のみを対象とした制度で、事前に提出する小論文とそれに関する口頭試問によって合否判定をおこないます。また、高校卒業見込み、または前年度に卒業した方に出願資格があり、高等学校長の推薦は要しません
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- 試験前
- 入学者選抜要項に記載されているテーマに基づき、参考文献を読み設問に答える形で論述 ※作成した小論文は、試験当日実施する口頭試問の対策用としてコピーしておくことをオススメします!
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- 試験当日
- 事前に提出した小論文に関する「口頭試問」を実施
2024年度選抜のテーマ
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- 【1】.テーマ
- AID(非配偶者間人工授精)
- 【2】.課題
- 不妊治療の選択肢として生殖補助医療の技術を利用するカップルが増えている。家族観が多様化し急速に社会が変化する中、日本の制度はどのようなものであるべきか。以下に掲げる〈参考文献〉を読み、 (1)~(4)の設問に答える形で論述せよ。
- (1)AID とは何か。本書は AID についてどのような視点から書かれているか。
- (2)出生告知をめぐってどのような問題が指摘されているか。
- (3)出自を知る権利の保障について、日本の現状には諸外国と比較してどのような問題が指摘されているか。
- (4)AID についてあなたの考えを述べよ。
- 【3】.参考文献
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- 大野和基『私の半分はどこから来たのか─AID[非配偶者間人工授精]で生まれた子の苦悩』(朝日新聞 出版、2022年)
- 【4】.留意点
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- 【3】に掲げた参考文献を必ず読み、それを参考に小論文を作成してください。参考文献以外の文献も参考に してかまいません。参考にした文献は全て小論文の末尾の参考文献欄に明記してください。直接引用する場 合は、どの文献の何ページから引用したか、必ず注記してください。
- 小論文の字数は 2,000 字程度が目安です。小論文は、指定原稿用紙(様式 6)を用いて、原稿用紙に記載 されている記入上の注意に従って作成してください。小論文には、「小論文題名」と「氏名」を明記してく ださい。「小論文題名」は各自でつけてください。
様式 6 については本学ホームページ(https://www.hgu.jp/examination/examination-requirements.html)よりダウンロードし、「A4 サイズ」・「片面印刷」で出力の上、必ず手書きで作成してください。 - 合否の評価は、【2】の(1)(2)(3)(4)のそれぞれについて、小論文の内容と口頭試問の結果により、総 合的に行います。口頭試問では、提出された小論文に関する質問が中心となります。