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11 2020

年間で学べることは全部吸収したい。 “なりたい自分”を見失いたくないから。

経済学部1部地域経済学科3年 澤田 果林 札幌龍谷学園高校出身

「地域のことを学ぶうち、世界のことも知りたいと思うようになった」と話す澤田さん。
積極的に学ぶことで見つけたのは、 “なりたい自分”。勉強に、部活に、アルバイトに、忙しい大学生活は充実感にあふれています。

生まれ育った札幌から、まずは北海道を眺めてみたくなった

1年次に経済の基礎を学び、地域のことを知りたくなりました。それまでは生まれ育った札幌のことしか知らなかったと気づくと同時に、北海道の地方都市が抱える問題を掘り下げてみたくなって。それで地域経済学科へ進み、地域研修で寿都町へ行きました。フィールドワークで目の当たりにしたのは、苦慮する地域の現状。高齢化が進む中、寿都町では漁業や林業に代わる産業の創出として風力発電に力を入れていることも知りました。地域がそれぞれに特性を生かして問題解決を図ろうと一生懸命に取り組む様子を肌で実感させていただきました。
地域経済に関する講義以外では、「アジア経済史」も好きですね。特に韓国との関係に興味があります。文化面では交流が活発なのに、政治的な関係は決して良好と言えません。その背景にあるものを調べてレポートにまとめたこともあります。興味のあることを深掘りすると、次々に新たな興味がわいてくる。これが大学の勉強の面白いところです。

視野が広がった先に、見えたのは将来の夢や目標

実は高校時代にやりたいことが見つけられず、なんとなく大学に進学。最初は将来の進むべき道を思い描けずにいました。それでもさまざまな講義を受けるうちに、学びたいことがはっきりとしてくると、今度は身近な地域だけでなく「海外ではどうなのだろう、もっと広い世界を見てみたい!」という思いに。韓国語を履修していたこともあり、2年次の夏に1カ月ほど韓国への短期留学を経験しました。
現地では語学の勉強だけでなく、テコンドーを習ったり、地元の方と一緒に郷土料理を作ったり。韓国人の友人ができたことは特に大きな収穫でした。日々の講義や留学、先生や友人との交流を通して、ずいぶんと視野が広がり、将来の夢を見つけることができました。それは国内外の人と関わる航空業界への就職。勉強中の韓国語も生かせる仕事です!

大学生活は忙しいほど楽しい。だって夢があるから

せっかく夢を見つけられたのだから、目標に向かって真っ直ぐに進みたい。“なりたい自分”を見失わないためにも、大学で学べることは全部吸収し将来に役立てたいと思っています。勉強だけでなく、部活動やアルバイトも同じ。陸上競技部でマネージャーをしています。いい仲間に恵まれて人脈も広がりました。居酒屋でのアルバイトは、コミュニケーションスキルや気の配り方などがすごく勉強になるんです。
就職に生かせる資格取得も目指しています。だから講義の空き時間やアルバイトまでの時間には、図書館やカフェで勉強。毎日、スケジュールはいっぱいですが、忙しくしている方が好きなんです。大学は時間の使い方が自由。だからこそ早めに目標を決めれば、4年間で実現に近づけるはず。目指す航空業界は難関ですが、チャレンジする価値は大きいと思います。

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