学ぶほどに強まる「国際政治」への興味。 だから、大学院で研究を。
国際政治に興味があるという岡さん。政治を専門的に学べる大学は道内には少なく、法学部政治学科は、岡さんにとってまさに「好きなことを思いきり勉強できる場所」でした。「大学院まで進んで、研究を深めたい」と意気込みを語ります。
進学先は政治学科しか考えられなかった。

中学生の頃から、国際政治に興味を持ち始めました。もともとは歴史に興味があったのですが、歴史に刻まれるような出来事が起きる原因はいつも政治にあると考えるようになったから。以降、自分なりに勉強していましたが、もっと深く学びたい、という気持ちが強くなるばかりでした。それで学園大の法学部へ。もちろん政治学科があったからです。2部を選んだのは、アルバイトと奨学金で学費は何とかなるだろうと考えたから。高校までと違って講義が始まるのは午後5時50分。終業が午後9時。最初は生活リズムを作るのに少し苦労しましたが、それもすぐに慣れました。昼はアルバイト、夜は大学、そして休日は趣味の写真を撮りに出かけるなど毎日が充実しています。
国際政治から地政学へ。
大学で学ぶ国際政治は面白いです。近代から現代までの戦争や国家間の紛争といった事柄を一つひとつ掘り下げていくので、それまで表面的にしか知らなかったことが深く学べて、なぜそうなったのかという点や、国家間の秩序の移り変わりといった点まで理解できます。国際情勢にはさまざまな要素が複雑に絡み合っていると分かってからは、関連する本を多く読むようになり、図書館に入り浸って文献に夢中になることもしょっちゅうです。ゼミも国際政治に関するものを選択しました。ゼミではメンバーそれぞれにテーマが与えられ、それについてレジュメを作成して発表、その後に意見交換をします。僕は地政学から見たシリアを研究しました。発表の数週間前から文献を探し、ネットで調べ、パワーポイントでスライドにまとめました。これをきっかけに、地理的な要因が近隣国との関係に強い影響を及ぼすことも分かって、地政学にも関心を持ちました。国際政治からいろんな分野へ興味が広がっていくのもすごく楽しいです。
もっと深く学んで力を試したい。

2年次になって、学外の活動で、「外交・安全保障」についてのオンラインセミナーを受講しました。全国の学生が参加し、国際政治について講義を受けた後、国際問題解決のロールプレイングや意見交換をしたのですが、見識の高い学生がたくさんいて、ものすごく刺激を受けました。それまで、国際政治は僕の得意分野だと思っていたのに、他の参加者の意見を聞いて、自分はまだまだだなって。国際政治を語るにもいろいろな切り口があり、もっと深く勉強したいと思うようにもなりました。だから、卒業後は大学院に進みたいと考えています。地政学から見た国際政治を研究したいと思っています。 2カ国間とかではなく、広い地域として捉え、紛争などのメカニズムを見つけたい。どこまで研究できるのか挑戦してみたいと思っています。

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