与えられるんじゃない。 自分が学びたいものを学ぶんだ。
与えられる学びではなく、自分が学びたいものを学ぶ。大学だからできるそんな学び方が石橋さんにはしっくりきて、興味を深めていくことの面白さを味わっています。夢中になれる分野にも出会い、経済学部を選んで良かったと感じているところです。
今は「行動経済学」に夢中。
入学時ははっきりとした学びたいものがなく、なんとなく経済学部がいいかなみたいな感じでした。でもここで、学びたい!と思えるものに、いくつも出合うことができました。
中でも「行動経済学」は、僕にとって夢中になれる学問。大学生になって身についた読書の習慣が、この学問と出合わせてくれました。経済学というと固くてきっちりしたイメージですが、行動経済学の場合は人間って誰しもそんなに合理的に行動するわけじゃないから、もっと柔軟にという考え方なのが好きで、心理学的な観点にも引かれました。この学問を学べるゼミを探して、2年次から佐藤敦紘先生のところへ。ゼミの中心はゲーム理論なので、実験として駆け引きをして点を取り合うゲームをするのですが、それぞれの人間性が見えるのも面白いです。行動経済学について先生に教えてもらうことができますし、先輩たちとやりとりできる機会もあるので、このゼミを選んで良かったです。
時間割は、休みが減っても自分が学びたいものを最優先に。専門科目では「ミクロ経済学」が楽しみですし、もともと力を入れていた英語のほか、簿記も選択しています。個人的にITパスポートの資格の勉強も始めました。勉強の過程で将来に役立つ知識が得られて資格も取れるのは、一石二鳥かなと思います。
読書が成長を促してくれる。
僕は好奇心や興味の湧くものには熱中し、たとえ難しくても理解しようとするタイプ。だから、自分から進んで学ぶ大学の勉強の方が合っているなと、高校時代から思っていました。
それで、入学前に大学での学び方をちゃんと知ろうと、勉強の仕方と読書の仕方の本を読んだんです。読書の仕方の本は何度も読み込んで、本はこうやって読めばいいんだと分かりました。大学ではレポートでもゼミでも、本を読めて良かったと思うことがたくさんあります。1年次は50冊以上を読破。読書ノートをつけたり、本の感想をSNSで発信したり、アウトプットも意識しています。オンライン授業が多かったからこそ自分の時間が増えて、読書に時間を当てられた。コロナ禍でも、自分なりに最大限のことはできているのかなと思います。
将来的には、労働者が働きやすい環境をつくる手助けができたらと考えていて、中小企業診断士の資格に興味を持っています。ただこれも、授業に関連して読んだ本の影響が大きいですし、学んでいくうちにまた転機があると思うので、卒業する頃にはまったく違う方向性になっているかも(笑)。新しいことを取り入れて、自分が変わっていく。それも、面白いです。
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