知らなかった世界が開けて、 価値観が一新される。
大学生になってから、1カ月に20冊以上の本を読んでいる大友さん。大学の授業を通じて新たな分野ヘの興味も生まれ、読書の幅はどんどん広がっています。とりわけ専門科目はどれも興味深く、「価値観が変わる」面白さをかみしめているといいます。
多様な学びの先に見つけた新しい目標。
子どもの頃から本が好きで、国語教師になれたらと思い日本文化学科を選びました。好んで読むのは小説ですが、大学の授業をきっかけに今まで手を出さなかった分野の本も積極的に読むようになりました。人と人との関わり方とか、人の内面を考えるとか、人の本質に迫ることへの面白さに気づき、改めて読書の面白さを実感しているところです。
日本文化学科の良さは、そうした多様な価値観に触れられるところ。哲学や宗教、歴史、思想、和歌の世界など、それぞれの先生が研究している専門分野は当然ながら内容が濃くて刺激的です。今まで表面的にしか見ていなかったことについて、歴史的背景や文化的思想まで掘り下げていくと、価値観が一新される感じがあります。さらに2年次の前期に履修したゼミで、小説の中で使われる文章の技巧を分析したことで、今までとは違った読書体験ができるようになりました。
授業で好奇心を刺激されたら、すぐに図書館に行くんです。学園の図書館はかなり本がそろっていて、いろいろ調べられますから。おかげでますます本が好きになって、2年次からは図書館司書課程を履修しています。好きなもの、やりたいことがあって、それができる環境があるなら、やらないともったいないですよね。
大学の書店でフェアを企画。
2部の授業が始まるまでの時間、大学生協の書店でアルバイトをしています。時折、ブックフェアの企画もさせていただいているんですよ。前回、僕が決めたフェアのタイトルは、『この物語、大学生が主役です』。みんな、コロナ禍で思うような大学生活が送れていない中、小説に出てくる大学生の日常を追体験できたら面白いだろうなと。12冊を選書し、ポップも作りました。それを見た人たちが本を手に取ってくれた時は、「やった!」という感じでうれしかったですね。
最近は映画への興味も加わって、こちらの鑑賞も徐々に増えているところです。本と映画に、表現という共通の面白さを感じています。もちろん専門科目の「映像論」はすぐに履修登録しました。考えてみると、つくづく僕の興味関心はこの学科とつながっているんだなって感じます。
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