ひとつ学べば、もっと広がる。 「学びたい」が止まらない。
「クラシック音楽が好き」「フランスに惹かれる」という漠然とした思いから、ヨーロッパの文化、宗教、心理学などへ次々に学びを広げている野島さん。英語だけでなくフランス語の習得にも力を注ぎ、語学の側面からも理解を深めようとしています。
教科書を超えた学びがある。
私が英米文化学科を選んだのは、外国の言葉にも文化にも興味があったから。高校時代は吹奏楽部の活動に力を注ぎ、勉強を少しおろそかにしたかなという反省もあって、大学ではがっちり勉強に向き合っています。
この学科にはネイティブの先生がたくさんいらっしゃって、すべて英語だけで行われる授業も多くあり、手応えは十分です。ネイティブの先生は教科書を使いながらも「この表現より、こっちの方が自然だよ」「文章ではこの単語、会話ではこっちの単語を使った方がいいね」と教科書に載っていないことをたくさん教えてくださるので、すごくためになります。また「リーディング」「ライティング」「コミュニケーションスキル」など必修科目は単元ごとに同じテーマが設定されていて、単語や表現をリンクさせながら進んで行くので、身につきやすい気がします。例えば「食」をテーマに、「コミュニケーションスキル」では先生が関連する会話を教えてくれて、「ライティング」「リーディング」にも関連する話題が登場するといった具合。ロールプレイやプレゼンテーションの機会も多く、自然と英語力が身について、最近では人前でもためらうことなく英語で話せるように。ある程度自信がついた証拠かなと思っています。
「学びたい」が止まらない。
子どもの頃からピアノを習っていて、クラシック音楽が好きでした。そのあたりからヨーロッパへの憧れを持つようになり、海外の文化に興味が広がりました。そんな私のアンテナにひっかかる科目は積極的に履修するようにしているのですが、一つ学ぶとあれも知りたい、これも知りたいと次々に学びたい科目が出てきます。
ゼミでは聖書についてのテキストを通して宗教について考えているのですが、聖書を理解するためにキリスト教が登場する背景、世界に広がる理由、信仰におけるものの価値観、心理学や行動科学などいろいろなことを紐づけて学びたくなるんです。一つひとつの科目は独立しているように見えても、実際に学んでみると何かしら関連していて、ほかの分野を知ることで学びが深まるのを実感しています。これからはヨーロッパの歴史をもっと掘り下げてみようと考えているところです。
先生は親切で、コロナ禍で遠隔授業になっても、わからないことがあれば気軽にメールのやり取りなどをさせていただけましたし、学ぶことに不自由は感じませんでした。これから対面授業が増えて先生との距離がさらに縮まると思うとすごく楽しみ。今、一番楽しいのは1年次から継続して選択しているフランス語の授業なのですが、卒業までに会話ができるように、先生にしっかり教わりたいです。
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