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06 2022

4年間は学ぶためのもの。 授業も人との交流もフルで。

工学部電子情報工学科4年 石田 裕太郎 市立札幌旭丘高校出身

「せっかく大学で学んでいるのだから、できる限りの科目を履修しよう」。授業にアルバイト、国際交流の活動など、意欲的に大学生活を送ってきた石田さん。忙しい毎日ながら、自分の知識やスキルがレベルアップしていくのが楽しかったといいます。

「学びに来ている」のだから。

電子情報工学科に進学したのは、映画やアニメがすごく好きで、作品の中に出てくるような技術に関わってみたいという子どもの頃からの思いがあったため。それに、この学科ではハードウェアとソフトウェアのどちらもバランス良く学べるので、両方を分かっていた方が社会に出た時に役立てられるかなと思いました。
3年次の「プロジェクト実習B」では、自律型移動ロボットの製作・走行に取り組み、学んできたハードとソフトの知識や技術を実際に活用する経験ができました。3人のチームでロボットづくりやプログラミングを分担し、僕がリーダー的に工程のスケジュール管理などもしながら、実習の最後に行われる競技走行を目指しました。コース上を無事に走った時はうれしかったですし、ものづくりの楽しさも味わえました。

僕は、大学へは「学びに来ている」という意識が強く、専門科目も一般教育科目もできる限り履修してきました。奨学金も利用していますし、やれるだけやらないともったいないかなというのもあって(笑)。中学時代のALTの先生の影響で英会話が楽しくなり、英語に興味があったことからほかの語学も”趣味”のようになって、フランス語、中国語、韓国語も履修。「卒業研究」では、自然言語処理を扱う内田ゆず教授の研究室で、SNSなどでどうしたらバズりやすいのか、データを集めて共通点のようなものを探っています。振り返ると大学で受けてきた授業それぞれに、自分にとって得られるものが必ずあったと感じます。

環境の変化が自分の成長に。

実は入学時、大学の留学制度を利用して2年次からカナダへ語学留学を予定していました。そのため、1年次は国際交流プログラムに参加し、カナダやロシア、韓国の協定大学から受け入れた留学生と交流を深めました。留学中のパートナーとして行動をともにした留学生とは、今も連絡を取り合っています。ほかにも、個人的に留学生の国際交流パーティーなどの機会を見つけて積極的に参加し、英会話の力をつけようと心がけてきました。

残念ながらコロナ禍で留学は実現できませんでしたが、いつか海外で働いてみたいという気持ちを持ち続けています。内定をいただいたのは、画像・映像などの技術に強い東京本社のソフトウェア開発企業。初めは道内での就職を考えていましたが、東京にいる方がそういうチャンスが多いかもしれないと思い、新たな環境で挑戦してみることを決めました。
中学、高校、大学と、環境が変わるにつれ、より多くの人と交流するようになり、刺激をたくさん受けました。その中で自分も成長できたし、いろいろな人とつながりを持てることが自分の強みかもしれないと自覚しました。その強みを、これから社会で生かしていければと思っています。

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