「プロ野球が大好き!」 趣味が学びに繫がった 意外な分野との出合い。
髙田さんは、大のプロ野球ファン。北海道日本ハムファイターズを応援するために、アルバイト代でエスコンフィールドHOKKAIDOへ通う日々を送っています。そんな髙田さんが経営学部で出合ったのが「スポーツ心理学」。自分の趣味と学問が意外なところで繋がった経験をきっかけに、経営学のおもしろさが見え始めてきました。
経営学部で心理学!?意外な学問との出合い。
経営学部で学び始めて、今、一番興味を持っているのが、ゼミで学んでいる「スポーツ心理学」です。スポーツに取り組むアスリート目線の心理学なのですが、担当教員である中川先生は「社会集団の協力行動に関する研究」に取り組んでいて、中でも野球観戦するファンの心理=熱狂について研究されています。
僕は大のプロ野球ファン。シーズン中は北海道日本ハムファイターズを応援するためにエスコンフィールドHOKKAIDOへ通い、スタンドから声援を送っているんです。ですから中川先生のゼミのテーマを見つけた時は、「ここしかない!」という勢いでエントリーしました。まさか自分の好きなことが学びに繋がるとは想像したこともなくて。小学生の頃からサッカーをやっていたこともあり、ゼミのエントリーシートはプレイヤー目線の心理学を学んでみたいこと、どうすればパフォーマンスが上がるのか、どうすればモチベーションが上がるのか学んでみたいという思いを込めて書き上げました。ちなみに僕はファイターズファンですが、先生は生粋のカープファンなんですよ!
正直なところ、進学時に経営学部を選んだのは消去法でした。「経済学部はちょっと違うかな。文学部は興味があるけれど難しそうだな」という具合に進路を削っていった結果、経営学部に行き着いたんです。ですから、経営学部で「なんとしても学んでみたい!」と思える学びと出合えた時は、本当にうれしくて。「スポーツ心理学」というと、一見、経営学と離れているように感じられるかもしれません。でも、パフォーマンスやモチベーションを“経営”という視点で見ていくと、消費者の心理や組織経営で一致団結をはかる心理など、さまざまな場面に関連してくることに気がつきます。

ゼミが始まったばかりなので、今は心理学検定の本を読み解きながら、心理学の基礎を学んでいます。ピックアップした問題から大事そうな用語を自分でまとめ、実例や図解を交えて発表しながら、ゼミのみんなで心理学の基礎と用語を学んでいます。今後は「スポーツ心理学」の論文から各自が興味のある分野を探し、自分なりに研究を深めていくことになりそうです。
研究したいのは「野球ファンの熱狂」。
今、僕が一番興味を持っているのが、野球ファンの熱狂です。なぜ野球ファンは自分のチームを応援し、夢中になれるのか。野球ファンはSNSなどで発信もするので、SNS上のトレンドとして、“熱狂”は数字で可視化できるんです。スポーツ観戦の熱狂を可視化できることを知り、SNSなどを活用しながら野球ファンの心理について研究してみたいと考えるようになりました。

僕が通っている“エスコン”は、野球観戦する人も、野球に興味がない人も楽しめる球場です。ファイターズの本拠地が札幌ドームだった時代から観戦してきましたが、“ドーム”での観戦スタイルは、食べ物や飲み物を買って座席で応援する限定的なものでした。それに比べて“エスコン”は、スタンドの座席で観戦する人もいれば、食事しながらモニターで観戦する人もいて。野球が好きな人もそうでない人も、一緒に楽しめるスタジアムだと実感しています。それこそ、スポーツにまつわる人々の“心理”を考えて創り上げた球場なのだと思います。
学びとは縁遠いような自分の興味が、意外なところで繋がる衝撃を、僕は北海学園で実体験できました。興味を持った心理学系の学びを深めていくと、必然的に経営の学びに繋がります。そして「スポーツ心理学」をきっかけに、自分の興味がマーケティングや消費者の行動など、経営の本質的な学びにまで広がっている実感があるんです。
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