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24 2025

ニュースや企業の 裏側が見えてくる。 それが学びの面白さ。

経済学部2部 地域経済学科2年 北上 風志 北海道札幌真栄高校出身

昼間は飲食店でアルバイト、夜間は2部学生として地域経済を学ぶ北上さん。さまざまな学びの中で特に印象に残っているのは、2年次の8月に「地域研修」で初めて訪れた富良野市で、地域に根付いた事業に取り組む方々から聞いた話だそうです。これまで知る機会がなかったニュースや企業の裏側が見えてくることが、大学の学びの面白さだと教えてくれました。

1泊2日の地域研修で初の富良野へ

私は小学生の頃からテレビのニュースをよく見ていて、日本や北海道の問題に興味を持っていました。自分が経済学部への進学を決めたのも、経済のさまざまな事象について詳しく学んでみたいという好奇心から。経済を学び始めて面白いと感じたのは、日本や世界が抱える諸問題や日本に存在する公的機関の裏側が見えてきたことです。日本の食料自給率は、なぜ40%を下回ったのか?2008年9月に発生したリーマンショックで、アメリカだけでなく日本が受けた悪影響とは一体何なのか?北海道に住んでいる人なら一度は聞いたことがある北海道開発局とはどういう組織なのか。本学の経済学部を通して、身近な地域問題から日本や世界が抱える諸問題、その裏側などについて学んでいます。また、私が2年次から地域経済学科を選んだのは、純粋に北海道が好きでしたし、父親の転勤で北海道各地に住んだ経験もあり、いろいろな地域の特色について学んでみたいと思ったからです。

さまざまな学びの中で特に印象に残っているのは、宮入ゼミで8月下旬に富良野市を訪ねた「地域研修」という授業です。一度も訪れたことのなかった富良野市を中心にして活躍する企業は地域社会の中でどのような取り組みをしているのか興味がありました。

富良野市での地域研修では、農業の6次産業化に力を入れているJAふらの、スイカ・メロンを中心とした庭先取引を実施し、利益を計上している天間農産本舗や、事業多角化によって旅行事業も手がける富良野地方卸売市場のように、地域に根付いた活動や特徴的な経営スタイルを、地域の方々から直接教わる貴重な経験となりました。

身につけたい!コミュニケーション力

私は2部に在籍しているので、昼間はアルバイトをして夜間に集中的に学んでいます。主にアルバイトで稼いだお金は生活費や学費に充てています。出された課題はアルバイトが終わってからのすき間時間を使って、コンピュータ室や図書館でレポート作成に取り組むことが多いですね。今は地域研修の成果を発表する報告会に向けて資料をまとめているところです。

在学中に伸ばしたい力はコミュニケーション能力です。新しく完成した商業ビルで飲食業のアルバイトを始めてから9カ月ほどが経ちました。楽しく働いていますが、過去にはお客さまとのコミュニケーションで失敗してしまい、ネット上でクレームを受けてしまったこともありました。仕事に失敗はつきものとはいえ、お店に対して申し訳ないことをしてしまったと感じていますし、この経験によってコミュニケーション力を高める必要性を身に染みて理解することができました。

私は卒業後も北海道で暮らしたいと考えています。富良野市の地域研修で地域と関わりながら働く方々と出会い、地方公務員や農協職員の仕事も視野に入れるようになりました。就職活動では公務員試験、資格取得などの課題が待ち受けていますが、プレッシャーに負けないように少しでも努力したいと思っています。大学生活という限られた時間の中で上手にお金や時間を活用し、より良い人生に向けて経験を積んでいきたいと思います。

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