「心理」から経営学にアプローチ。 学んだすべてを自分のものに。
講義に部活にアルバイト、さらに趣味に没頭する時間も確保し、充実した学生生活を送っている米地さん。コロナ禍での入学も、状況を前向きに捉えて時間の使い方を工夫するなど、目の前のことすべてに全力で取り組んでいると言います。
経営学は身近な学問。
高校2年のとき、出前講義で北海学園大学の佐藤大輔先生から「経営学」について分かりやすく説明していただける機会がありました。それまで、経営学というと漠然と“社長”とか“お金”とかが中心の学問と思っていたのですが、佐藤先生のお話を聞いて、イメージが変わりました。組織をまとめる上での心理効果や、科学に基づいた緻密な経営戦略など、さまざまな要素が含まれているし、思っていたよりずっと身近なことを研究する学問だと知りました。その日をきっかけに、経営学をもっと深く学びたいという気持ちが強くなりました。
入学して、1年次はまず経営学の大枠を把握するために、基礎的な科目を一通り履修しました。学園大の経営学部は、心理学系の科目が多いのが特徴です。そこが僕が興味を持ったポイントでもあったので。関連する科目は特に積極的に履修しました。学んでみると、企業の人事に関することや、経営戦略の元になるマーケティングなど、心理学が経営学にすごくリンクしているのが理解できてどんどん引き込まれていきました。中でも「組織心理学」や、今学んでいる「チームの心理学」といった科目の講義は就活のための企業分析にも関連付けて説明してくださるので、自分事として捉えやすく、実際に志望企業を探す際の参考にもしています。
2年次からは金倫廷先生のゼミに所属し、海外の企業の経営戦略をまとめた論文を読んで、ゼミ生同士で自分なりの解釈を発表しています。毎回、自分とは違う考え方に触れられて、相手のことを尊敬したり、刺激を受けています。以前は、人前で話すのが苦手でしたが、自分の意見を発表することで多くのものを得られると分かって、今ではすっかりゼミでの意見交換が楽しみになっています。

大学生にしかできないことを。
中学・高校とバレーボール部に所属していたので、大学でも続けつつ、アルバイトや趣味など、大学時代にしかできないことにも取り組みたいと思っています。所属するII部バレーボール部の練習が週1、2回、他の日は家の近くのスーパーマーケットでアルバイトをし、貯めたお金で好きなアーティストのライブに足を運んでいます。
1年次はコロナ禍でほとんどの授業が自宅で受講するオンデマンドになりましたが、僕は逆にこれを生かすことを考えました。時間に縛られずに受講できたので、週4日アルバイトを入れ、その後時間を決めて勉強に集中。アルバイトがない日は講義のまとめや課題を中心にするなど、自分なりの生活リズムを作りました。おかげで単位もしっかり取れましたし、アルバイトも趣味も思うようにできたと感じています。
就職については、公務員か民間か、まだどちらにしようか悩んでいるところで、両方の準備を進めています。公務員講座で勉強をしながら、民間企業のインターンシップや説明会にも参加しています。どちらを選択するにせよ、これまでに勉強した内容は必ず役に立つはずですし、経験したいろいろなことはきっと将来の自分のためになると考えています。だから、今は目の前のことすべてに全力で取り組んでいます。周りを見渡すと、学園大にはそんなチャレンジ精神ある学生がたくさんいて、その中で僕も負けずに頑張っています。

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