勤務先 札幌市役所 大好きな札幌で、 市民に頼られる存在を目指して。
大学時代はとにかく授業に集中し、しっかりノートを取っていたという伊藤さん。並行して公務員採用試験の勉強もこつこつと積み重ね、目標としていた札幌市職員に。「大好きな札幌のお役に立てるのがうれしい」とやりがいを感じています。
一人ひとりの笑顔を念頭に。
現在、札幌市南区役所の保護課で、生活保護に関する業務を担当しています。生活保護受給者の方々が抱える事情は多種多様で、それぞれ本当に困った状況に置かれています。そうした一人ひとりの話に丁寧に耳を傾け、これまでの人生やこれからについてお話を聞きます。そうすると皆さん最後には晴れやかな顔になっていただけるので。受給の判定だけではなく、その人に寄り添うことが私の仕事だと思っています。
担当になって、まだそれほど長いわけではありませんから、分からないこともいろいろありますが、その都度、課題をノートに書き留めて、後で調べるようにしています。もともとノートに整理するのは得意な方で、大学時代もそうやって試験対策などをしていましたから、まるで苦にはなりませんし、そうやって知識が増えていくことに、返ってうれしさも感じます。仕事をしながら学び、学びながら仕事をし、いつか市民のみなさんに信頼される存在になれたらと頑張っています。
医療、介護、児童手当など幅広く関連するこの仕事には大きな責任も感じますが、私が大好きな札幌に住む人たちが、より豊かな暮らしをするために、その役割の一部でも担えていると思うとやりがいを感じます。
強い思いがあれば頑張れる。
公務員採用試験対策に本腰を入れるようになったのは2年次10月頃から。学内の公務員講座がスタートしてスイッチが入りました。それまでは大学の授業に集中していたんです。初めて学ぶ経済関連の勉強が興味深くて。その勉強を継続しつつ、公務員という目標に向けて「よし、やるぞ」と決めてからは、どちらにも全力投球。放課後や休み時間も惜しんで、参考書や問題集を片手に筆記試験対策。もちろん面接対策も。公務員採用試験の直前は文字通り寝る間も惜しんで机に向かいました。
私が採用面接でアピールしたのは、大学で勉強を頑張ったこと。授業は前の方の席で聞いて、板書だけでなく先生が言ったこともしっかりノートに書き込みました。定期試験の前などは、友だちから随分頼られる存在だったかなと(笑)。
公務員採用試験のための勉強を始めた当初は、「無理かも」と弱気になることもありましたが、生まれ育った札幌で働きたい、札幌をより良くすることに貢献したいという強い思いがあったので頑張れました。
公務員として働く今、思うのは職場には北海学園卒業の先輩や同僚がたくさんいて、とても心強いということ。出身大学が同じというだけで、場が和みすぐに打ち解けることもできます。北海学園の公務員の強さは、そういうところでもメリットだと感じています。
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