ヒット商品を 生み出す戦略の 面白さに惹かれて。
ヒット商品を生み出すために欠かせないマーケティング。その面白さに惹かれて、経営学を学びたいと考えた堂坂さん。「ビジネス実践力講座」では、企業の強みを知り、市場の課題をあぶり出すことで、新しいサービスを提案しました。そうした成果には、授業で学んだ知識だけでなく、大学生活のすべてが詰まっているようです。
学食に焦点を当てた新ビジネスの提案で、最優秀賞を受賞。
高校時代に観たテレビドラマの影響で、企業のマーケティング部門に興味を持ちました。商品をどのように企画し、どうやって消費者に届けて売り上げを伸ばすか、その流れがすごく面白そうだなって。北海学園大学の経営学部には戦略マーケティングコースがあることを知り、自分のやりたいことが学べるのはここだと思い入学を決めました。
2年生の1学期に履修した「ビジネス実践力講座」は、まさに企業のマーケティングを実体験できる授業でした。前半はコープさっぽろの方に登壇していただき、実際に行っている事業について理解を深め、後半では私たちがコープさっぽろの強みを生かして、課題解決につながるような事業を提案するという内容です。私を含め3人でグループを作り、まずは課題を探し、そこにコープさっぽろの強みをあてはめてみました。コープさっぽろでは、スクールランチ事業といって学校給食を手掛ける事業があります。それを利用して、北海学園大学の課題を解決しようと考えました。

私たちは課題として学食のメニューの少なさやマンネリ化を挙げ、それ以外に利用人数に反して実際に学食のメニューを食べている人が少ないという収益面の課題もあると考えました。そこで、学生たちから要望や意見を聞き、コープさっぽろのスクールランチ事業を活用してメニュー数を増やし、日替わりランチやワンコインランチなど新しいメニューの開発などを提案。3人で役割を分担し、課題、解決策、それによるメリット、実施後の問題点などもできるだけ丁寧にまとめてプレゼンテーションしました。
その結果、学生目線で身近にある課題に注目したことなどが評価され、私たちのグループが最優秀賞をいただきました。今あるものを生かしながら、アイデアを形にするという経験を通して、すごくたくさんのことを学びました。
大学生活は受け身じゃダメ。自ら動いて充実の4年間に。
このプレゼンテーションは、3人グループで取り組みましたが、ほかの2人とはそれまでたくさんコミュニケーションを取っていたわけではありませんでした。あまりよく知らない人とチームを組んで何かをするという経験は、それが初めて。何人かで一つの目標に向かって取り組むときに、まずほかの人の考えに耳を傾け、自分の考えも伝えながら意見をまとめていくという過程がすごく勉強になりました。いろんな人の考え方に触れ、いいところは取り入れる。その経験はとても刺激になりました。昔から私のことを知っている友人には、「大学に入ってから、いい意味でスポンジみたいだね」って褒められました。たくさんのことを吸収して、少しずつ成長している感じがします。
大学では2つの音楽系サークルに入っていて、いろんなメンバーとバンドを組みライブに出ています。アルバイトは塾の講師をメインに、居酒屋やビアガーデンなどの短期バイトを掛け持つことも。講義、サークル、バイト、休日は友だちとの時間など、本当に忙しい毎日です。でも予定を詰め込んで、疲れちゃうくらいが私にはちょうどいいみたいです。

大学は高校までの生活と違って、クラスに縛られることがありません。最初は友だちができるかなっていう不安もありましたが、サークルや授業で気の合う友だちも見つかるし、逆に気が合わない人とは一緒にいなくてもいいし、自分の個性を生かせる場がたくさんあって居心地がいいんです。ただし、大学生活は受け身でいちゃダメ。自分から動けば、4年間という時間をどんどん充実させられます。残りの大学生活、まだまだいろんなことにチャレンジしてみたいですね。
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