<内定先/ホクレン農業協同組合連合会> 就職活動に前向きに取り組めたのは 自分と向き合い、入念な準備をしたから。
何に関わる仕事をしたいのか。丸山さんは3年次春以降、どんな企業や業務があるのかを知るために幅広い分野の説明会やインターンシップなどに参加することから始めました。その結果気づいたのは、「北海道の農業のために働きたい」という強い思いでした。
北海道の農業のために。
小学生の頃に父の転勤で農業が盛んな地域に住み、自然の大切さを学んだり、田植えから収穫までを体験したりしました。就職活動を始めて、自分は何に関わる仕事をしたいのか考えていく中で、農業の素晴らしさや楽しさを教わったことを思い返し、幼い頃からの食育の大切さを改めて感じました。農業にちょっと遠い印象を持っている若者にももっと知ってほしい、米離れを食い止めたいと思うようになり、農業に関わる内定先が第一志望に。インターンシップに参加した時、職員の皆さんが北海道の農業のために毎日働いていることが伝わってきて、私も一緒に働きたいと思ったことも大きな理由です。
就職活動は、始める前に思っていたよりも順調に進められました。実は、就職活動はつらいものというイメージがあって(笑)。でも、実際には楽しみながら取り組むことができましたし、いろいろな企業を詳しく知ることができるのはこの時期だけだと思うと、説明会などで聞くさまざまな業界や企業ならではの話に興味が湧き、面白さを感じる場面も増えました。グループディスカッションなどでの他大学の学生との交流も、これまで経験がなかったので楽しかったですね。面接では笑顔で話すことを意識していると、面接官も笑顔になってくださって、和やかに話せたように思います。私はすごく心配性なので、できる限り入念に事前の準備はしつつも、面接当日などはあまり深く考え過ぎず、なんとかなる!とポジティブに考えて就職活動に臨んでいました。
できる限りのことを、自分のペースで。
私たちは2~3年次にコロナ禍で大学に来る機会が減り、就職についても様子が分からず不安がありました。そんな時にキャリア支援センターがオンラインでイベントを企画し、自己分析の仕方やエントリーシートの作成などさまざまな情報を提供してくれたのは心強かったです。実際の就職活動中は、周りの人たちがどんな状況なのかよく分からなかったことで、むしろ焦らず自分のペースで進められましたから、私にとっては良かったのかなとも思えました。
キャリア支援センターの方々には、個別に相談に乗っていただいたり、面接練習をしていただいたり、すごくお世話になりました。何かあったらまた相談しようと思わせてくれる、親身な対応がありがたかったです。大学の就職支援ポータルサイト「ミナトコム」も参考になりました。先輩たちの経験談を読み、面接の質問内容について自分の答えを考えて準備しました。私が後輩たちに伝えるなら、インターンシップには絶対に行った方がいいということ。興味がある分野はもちろん、そうではないところにもあえて参加してみると、いいなと思える発見があるかもしれないし、やっぱり自分には合わないなと再確認することもできます。実際にどっちに気持ちが動くかは行ってみないと分からないので、イメージだけで決めつけない方がいいと思います。私も、インターンシップに参加して、担当の方と実際に話して分かったことがたくさんありましたので。
私の大学生活のほとんどはコロナ禍で大変な部分がありましたが、思い返せばどんな状況であっても自分の考え方一つで楽しく過ごすことができる、ということを学べた大事な4年間であったと感じています。社会人になってからどのようなことが待ち受けているのかはわかりませんが、この経験を糧に前向きに頑張っていきたいと思います。
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