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24 2020

かけがえのない留学の経験を 私の未来につなげてみせる。

人文学部2部英米文化学科3年 西野 美由 北海道大麻高校出身

西野さんは約2年間、カナダへの留学を経験。そこで、日本語教師という新たな目標を見つけました。「次は日本語教師として海外へ」。その夢を実現するための学びを、今は大学生活の中心に据えています。

学業とバイトを両立。中学からの夢だった留学を自分の力で実現

小学1年生から6年間、親の勧めで英会話教室に通っていました。それが、私を方向付けたとも言えるので、親に感謝しています。英語に触れる機会が多かったこともあり、中学校で英語が得意科目になって自信がつきました。そこから、もっと力を伸ばしてみたい、外国の人と交流してみたい、と英語圏への留学を考えるようになったんです。洋楽や洋画が好きだったので、単語や短い文を聞き取れると興味が湧き、学校で習う単語が増えると聞き取れることが増えてまた興味を覚え、英語を勉強する意欲にもつながりました。大学進学時も、もちろん英語を学べるところを志望。ここは2部があるので、留学費用のためのアルバイトもしやすいと思って決めました。自分がしたいことのためでしたから、とにかく頑張ってお金をため、大学を3年次から休学してフィリピンへ3カ月、そこからカナダに留学しました。

カナダで2年間の留学生活。ずっといたいと思うほどでした(笑)

カナダでは約2年間、本当に充実した留学生活を送れました。長期滞在したかったのでワーキングホリデー制度を利用し、当初は1年の予定でしたが、もっとカナダにいたくてもう1年延長。親と大学に相談し、計2年間休学することにしました。カナダは居心地が良くて、日本社会のような堅苦しさを感じることもなく、私には合っていましたね。アルバイトをしながら、最初の3カ月と帰国直前の3カ月は語学学校にも通いました。1校目は日本にいる時に情報だけを聞いて決めましたが、2校目は自分で探して何校も見学した上で選びました。通訳の専門コースのようなクラスだったので、裁判所で日本語通訳のやりとりを見て学ぶ機会などもあり、カナダの裁判制度を含めて日本ではできない勉強ができました。

日本語教師を目指して勉強中。大学ってありがたい!

2020年春に復学し、日本語教員養成課程を履修し始めました。留学中、日系カナディアンの子どもたちに日本語を教える講座でボランティアを経験し、教える仕事の魅力を知ったからです。分かりやすいと言ってもらえたり、自分の説明で「なるほど」みたいな顔をしてくれると、うれしかったんですよね。日本語教師という目標ができたこともあって、復学後は大学の授業の大切さを改めて感じています。先生に目標を話して相談すると、教えられることはなんでも教えますよと言ってくださって、柔軟で親身な対応がとてもありがたいです。日本語教師としての指導は日本語で行うものですが、例えばプライベートや相談事、日本語の説明ではふに落ちない時など、英語なら伝えられることもあるので、それは私には有利かなと思います。海外は行ってみて初めて分かることがあるとよく聞きますが、自分の価値観や常識も本当に180度変わりました。留学は、一生忘れられない経験。それを、私の仕事や将来につなげたいと思っています。

人文学部2部英米文化学科3年 西野 美由 北海道大麻高校出身
 

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