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05 2024

<内定先/ANA新千歳空港株式会社 民間> 私の価値観を変化させてくれた、 他国の文化や歴史の学び。

人文学部1部英米文化学科4年 照井 香穂 市立札幌清田高校

春から新千歳空港の地上業務を行う「ANA新千歳空港株式会社」で働くことが決まった照井さんは、内定をもらった後にも、あらためて自己分析をし直したそうです。「なんとなく意識していたこと」が自己分析によって言語化されると、自分軸が再確認でき、決めた進路にも自信が持てたといいます。

異国の文化を学んで得た新たな視点。

高校時代は、海外=自由というイメージがあり、日本とは異なる文化を学びたいという気持ちで英米文化学科に進学しました。大学はさまざまな言語や文化に触れられる環境だったので、英語だけでなくフランス語や中国語なども学びながら、最終的に興味の行き着いた先がアメリカの文化でした。移民によって築かれたアメリカの歴史や、その中で生まれてきたさまざまな問題点などを多様な角度から学ぶゼミに所属。卒業研究は、時代設定が同じアメリカ映画をいくつか題材にして、黒人文化や人種差別をテーマに論文を書き上げました。

英米文化学科での学びを通して得られたのは、国境を越えれば人の考えや感じ方は180度異なるということです。学び始めたばかりの頃は、自分と異なる考え方に出会うと戸惑うこともありました。しかし、それも一つの価値観だと捉えれば、自分に新しい視点が増えたことになると気が付いて。就職活動中には、「苦手な人がいたらどうしますか?」と聞かれる場面もありました。「『この人は苦手』とレッテルを貼らずに、関わりながら良い面や尊敬できる点を探し、その人の考え方も大切にしたい」と答えたのですが、これも大学で得た価値観と繋がっていると感じます。

就職活動のスタートは「GIP」から。

就職活動として最初に行動したのは、大学主催の「GIP(北海学園インターンシッププログラム)」に参加したことでした。「GIP(ジップ)」とは、大学独自の就職活動支援のひとつで、インターンシップに参加する前の事前準備からインターンシップ先探し、参加後のフォローもしていただけるプログラムです。分野を絞らずに業界研究しようと思っていたので、飲食店チェーンや中小企業の支援を行っている会社でインターンシップを経験させていただきました。企業の中を知る機会はなかなかありませんし、今となれば「もっといろいろな企業に行けばよかった」と思うほど貴重な経験になりました。

内定をいただいた「ANA新千歳空港株式会社」は、カウンターでのチェックインやロビーでお客さまのサポートを行う旅客ハンドリング業務、お預かりした荷物や貨物をコンテナに積み込んでお手元にお返しする業務、飛行機を移動させるランプ業務を担う会社です。一連の地上業務を行っており、総合職として入社すれば、どの業務も担当できる可能性がある点が魅力でした。

就職活動にあたって力を入れたのは、事前準備の徹底と面接練習です。面接はさまざまな角度から質問されるため、自分の考えや価値観を明確にしておく必要があります。キャリア支援センターで相談にのっていただいたり、北海学園大学の就職支援サイト「ミナトコム」のイベントで知り合った卒業生に面接練習をしていただいたりしながら、原稿を読まずに面接官と対話ができるよう準備を進めました。振り返ると、就職活動は企業を知ると同時に、自分自身を知る機会でもあったと感じています。

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