知らない世界をもっと見たい。 じっくり考えるのはそれからでもいい。
「知らない世界を見てみよう」。大学に入ってから、将来の方向性を見つけるため新しいことに積極的に飛び込んでいる柏倉さん。いろいろなことに挑戦したり、深く考えたりできる時間があるのも大学の良さだといいます。
方向性を決めるため視野は広く。
高校の段階では、やりたいことや将来なりたい職業が決まっていなかったんです。それで、大学で決められるようにと幅広い分野を学べる経営学部を選びました。1年次はマーケティングや簿記、心理学などいろいろなジャンルを満遍なく学ぶことができ、その中で興味を持ったのがパソコン系の科目でした。パソコンなら将来的にどんな仕事に就いても生かせると思い、2年次から「情報・マネジメントコース」を選択。就職のことも具体的に考え始め、自分でいろいろ調べていくうちに、IT業界が有望なのではと思いました。そうすると、実際のIT企業ってどんな雰囲気なんだろうと知りたくなり、インターンシップができる企業を探して参加してみることに。社内の各部署を1週間ごとに回るメニューだったので、制作しているホームページの動作確認やオンラインショップのデータ分析、事務関係の業務などを体験。プログラミングばかりしているようなイメージを持っていたのですが、企業としてさまざまな部署があって成り立っているということを、自分の目で確かめられました。
時間は自分で管理するもの。
IT業界に興味を持ったことで、パソコンの授業以外にも、自分で勉強して資格を取る決意をしました。まずは基本情報技術者試験を目指して、IT知識の基礎的なところを深めたいと思っています。IT業界の場合、資格やスキルを評価してもらえるのではないかと思うので、短時間でも毎日継続的に勉強して、応用情報技術者試験にも挑戦するつもりでいます。新型コロナウイルスの影響で、2年次はリモート授業が中心になりましたが、自分のタイミングで動画を視聴して学べたのは、僕にとってむしろメリットでした。自分で時間を管理し、自由に使える時間が増えたので、IT業界やインターンシップなどについて好きなだけ調べることができ、資格試験の勉強に当てる時間も確保できました。大学は本当に自由だから、その分、自分で考えないと何も始まらないし、そこから行動を起こさないと何も得られない。自立心が養われて、自己管理能力も上がったかなと思います。
まだまだ見ておきたいことがある。
大学に入った時から、新しいことをやってみよう、いろいろな体験を通して知らない世界を見てみようと意識してきました。アルバイトも自分に向いている仕事、好きな仕事を見つけられたらといろいろな業界を体験してみました。そんなふうに動いてみた結果、見つけた興味の一つがIT関係でした。今のところは将来の方向性の候補になっていますが、ほかにも知らない業界がたくさんあるので、それもこれから調べていきたい。自分の目でいろいろな業界を見た上で職業を決めたいという気持ちが強いので、インターンシップにももっと参加していこうと思います。これだと納得できる職業を見つけられるように、残りの大学生活も積極的に動いていくつもりです。
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