03
27 2024

夢は生徒を守れる 高校教師になること。

経済学部2部経済学科3年 渡辺 紗希 北海道富良野緑峰高校出身

小学生の頃から、学校の先生になるという夢を抱いていた渡辺さん。学園大の2部なら経済的な負担を抑えて教員免許が取得できることに魅力を感じて入学しました。アルバイトを掛け持ちしながら教職課程も履修する忙しい日々。それでも、「学びのすべてが将来の職業に生きるから」と時間を有効活用して頑張っています。

高校の教員を目指して2部に入学。

学校の先生になりたいと思い始めたのは、小学生の頃です。高校は商業科に進んだので、ほかの職業とも迷いましたが、やはり教員になるという夢を叶えたくて、商業高校の教員資格が取れる北海学園大学の経済学部を選びました。2部にしたのは、親に経済的な負担をかけたくなかったから。先生になる夢が叶えられて学費も安い。学生の数が1部よりも少ないので、友だちとも深く仲良くなれたような気がします。結果的に、2部に入って正解でした。

今はコンビニとレストランでアルバイトを掛け持ちしています。平日は、朝から午後3時までアルバイト。その足で大学に行って、講義までの時間に少しでも勉強するよう努力しています。土日は課題や教員採用試験に向けてしっかり勉強する時間を確保するためアルバイトは入れません。2部は1日2コマしか授業がないので、教職課程の単位を満たすには1部の授業も履修しなくてはなりませんが、教職課程の講義は1年生の頃に集中的に履修しておいたので、3年生になってかなり楽になりました。  2年生から労働問題に関するゼミに所属しています。商業高校の生徒は卒業後、すぐに就職する子も多いので、労働問題のことを学んでおけば教員になってからも生徒の力になれるのではないかと考えたからです。アルバイトと学業の両立は、なかなか大変ですが、その分充実感もあって楽しいです。

当事者になって「労働」に向き合う。

ゼミの時間に自分のアルバイトについて話す機会があり、私のアルバイト先では就業時間の30分前に出勤して準備しなくてはならないルールがあることを紹介しました。その時に先生から、「準備時間にも時給が発生するべきで、給料未払の可能性がある」と、指摘されました。それをきっかけに、先生と一緒に労働基準監督署へ行って、雇い主から正規の時給を払ってもらえるように申告しました。まさか自分が労働問題に巻き込まれているとは思ってもいなかったのですが、この経験を通して労働問題の解決に向けた知識を深く学ぶことができたような気がします。また労働基準監督署が持つ権限や私たち労働者との関わりなど、労働に関することを広く理解できました。先生が味方についてくれてとても心強かったですね。1人では絶対にできないことでしたから。

こうした労働に関する知識だけでなく、大学時代に学んださまざまな知識や身につけた知恵を最大限に活用して、将来は生徒に親身に寄り添う教師になれたらと思っています。勉強だけでなく、在学中に友人や先生、アルバイト先の先輩・後輩などたくさんの人と関わることでコミュニケーション能力を伸ばして、自分の財産にできたらうれしいですね。学園の2部に進学し、私と同じように勉強も仕事も頑張っている友人たちに出会えたことは、本当に宝ものです。

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