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04 2024

フットサルも将来の夢に向けても 全力で打ち込める 2部を選んで大正解。

法学部2部法律学科2年 雪田 幸我 函館大学附属有斗高校出身

できるだけ親に負担をかけたくないと、働きながら学べる2部を選択。ゼミの合宿では少年刑務所や鑑別所を見学し、法務教官という職業の存在を知りました。時間を有効活用しながら、公務員試験の勉強も、フットサルも、アルバイトも全力で取り組む毎日です。

学びながら、社会に出る予行演習も。

もともと国公立大学を目指していましたが、希望がかないませんでした。親の負担を考えたときに、学費が1部の半額に抑えられて、働きながら学べる2部を選択することにしました。1部と同じ先生、同じレベルの授業を受けられることも決め手となりました。また将来について、国家公務員の父に相談したときに、「公務員はみんなの役に立てるし、胸を張ってできる仕事だ」と聞き、本格的に公務員を目指そうと思い、法学部に決めました。

2部は講義が17時50分からなので、日中の時間を有効に活用できます。自分は、バイトの日は9時から17時までコールセンターで働いて、それから学校に通っています。授業は21時までで、サークルがある日はそれから練習に向かいます。サークルはフットサルです。22時半まで練習して、家に帰って夕食。一人暮らしをしていて、できるだけ節約したいので、なるべく自炊するようにしています。家にある材料で、チャーハンや炒めものなど、簡単な料理ばかりですが。

大変といえば、大変ですが、社会に出たらクジゴジ(9時〜17時)で働くことになるわけだから、いい予行演習になっています。なおかついまは授業も受けていることを考えると、かえって余裕ができるぐらい。体力的にもメンタル的にも鍛えられていると思います。

国家専門職の法務教官を目指して。

2年生からは、少年法をテーマにした飯野海彦先生のゼミに所属しています。夏の合宿では、少年刑務所や鑑別所を訪問しました。実際に施設内を案内してもらい、刑務作業に従事する様子などを見学しました。中でも法務教官の方から聞いた話が強く印象に残りました。法務教官とは、問題を起こしてしまった少年たちが立ち直れるように教育し、社会復帰につなげる仕事です。

実は、公務員を目指す前は教員に憧れた時期もありました。法務教官は、公務員として教育に携わりながら、社会に貢献できる。とてもやりがいのある仕事だと感じました。また先日も、法務教官の説明会に参加し、現役2年目の方から話を聞くことができました。当初は少年に関わることの難しさに直面したそうですが、だんだんと分かり合えるようになり、鑑別所から送り出したときには大きな充実感があったと聞いて、ますますこの仕事に興味が湧きました。

現在は法務教官を第一志望に据えて公務員試験の勉強をしています。学校が実施する公務員講座に加えて、法務教官の試験で必要となる心理学や教育学の勉強もしています。正直、大学受験では悔しい思いをしているので、就職活動は悔いが残らないよう、しっかりと勉強に力を注ぐつもりです。

フットサルでは今季、念願の全国大会に進むことができました。出場機会は限られていましたが、地元では味わえない緊張感の中、プレーすることができました。4年生は抜けてしまいますが、来年も全国の舞台に立てるよう、さらなる高みを目指して練習に励み、勉強と両立できたらと思います。

2部を選んで正解だったと思っています。学費面でのメリットはもちろんですが、勉強は1部と同じ授業が受けられるし、日中はフルタイムでアルバイトができます。しかも、好きなフットサルにも打ち込める。もし仮に1部と学費が同じだったとしても、迷わず2部を選ぶと思います。この環境に身を置けたことが、結果的に一番正解だったと胸を張って言えるからです。

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