やりたい勉強があるなら、 大学はきっと楽しい場所になる。
「自分のやりたい勉強があるなら、その気持ちを優先して大学を選ぶべきだと思います」。楽しむことが一番大事だと考える上原さんにとって、物事の判断基準は「楽しい」かどうか。興味があることに関わっていけば、大学生活そのものが楽しくなると考えています。
経営トップの話は大きな刺激に。
経営学部の学びで印象に残っているのは、1年次の「特別講義 地域経営者に学ぶ」という授業です。毎回、北海道の中小企業経営者の方が講義をしてくださるのですが、自分自身ができない経験をされている方の考えを聞く貴重な時間になりました。組織を率いる経営者のすごさを実感したと同時に、想像していたよりも気さくな方が多いとも感じました。企業名を知らない会社であっても、取り組んでいる事業を聞くと耳にしたことがあるなど、世の中にある仕事の幅を知る機会にもなりました。2年次で心に残っているのは、「よつ葉乳業」の協力で、SNSマーケティングについて学んだ「特別講義 ビジネス実践力講座」です。3人グループになって、実際の商品を想定した情報をインスタグラムの限定ユーザー内で発信するんです。コメントにハッシュタグを付け、商品写真と一緒に週に1回以上のペースでアップ。普段、私はSNSで発信しないタイプなのですが、企業のSNSに対する考えに触れることができました。どのような企業努力をされているのか、社長や社員の方のお話しを聞く機会もあり、身近な商品を見る視点も変わりました。学食で週1回限定販売の100円丼が登場していた期間があったのですが、セットの飲み物として「よつ葉乳業」の牛乳が無償提供されていたんです。そういった部分に気付けたのも、授業を通して、自分たちの生活に関わっている企業の取り組みを学んでいたからだと思います。
コースが分かれて専門的に。
もともと、心理学や人間行動に興味はあったものの、大学では心理学だけに的を絞らずに、プラスアルファでほかの分野の学びたいと考えたことが、「心理・人間行動コース」がある北海学園の経営学部を選んだ理由です。3つの領域からコースを選択するのは、2年次が始まるタイミング。1年次に各領域を横断して学べたので、興味のある分野を見極めることができました。
また、1年次に学んだ内容を資格の形で残そうと考え、「簿記3級」と「FP3級」も取得しました。2年次にコースが分かれてからは、経営よりも心理学関連の講義の比重が増え、「経営」の頭で考える講義と、「心理」の頭で考える講義、さらに数的思考で分析する「心理統計学」のような講義も含まれ、難易度が上がってきたと感じますが、その分、充実感もあります。
また、今年からスタートした村上先生のゼミに1期生として所属し、視点の移動が人間の選択や意志決定にどのような影響を及ぼしているか学び始めたところです。「アイカメラ」のデータを活用して、「眼球運動測定装置を用いた意思決定過程に関する研究」「数理モデルを用いた意思決定研究」を研究されている先生なんです。卒業後の進路はまだ決めかねていますが、今、学んでいることはどんな分野にも生きるはず。自分が楽しいと思えることに挑戦しながら、将来の選択肢を広げていくつもりです。
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