大学生活は社会人への準備期間。 その自覚を持って積極的に動きたい。
「経済学って面白い」と話す大野さんは、経済学を学ぶことで「視野が広がったし、深く考える習慣が身についた」とも。 4年間を社会人への準備期間と捉え、勉強はもちろん、いろんなことに挑戦中です。
何事も自分事として捉えることができるように
高校時代、「大学を卒業後は金融系の仕事に就けたら」と漠然と考えていて、それなら行き先は経済学部だろうと。経済学部なら将来の選択肢がさらに広がりそう、という思いもありました。期待通り、学びを通じていろんなことに興味を抱くようになり、視野が広がったのを感じています。例えば、ニュースの見方が変わりました。ニュースでクローズアップされるのは大都市のことが圧倒的に多く、日本のすべては大都市を中心に回っていると言わんばかりで、逆に「地方ではどうなのだろう?」と気になって調べることも。新型コロナウイルスに関しても、感染拡大防止と経済活動のバランスをどのように取るべきなのか、自分なりに考えたりしています。大学生になって、いろんなことを自分事として捉えることができるようになった気がします。
問題点を深く掘り下げる講義とゼミに、学びの醍醐味を実感
時間割を組み立てるときは、多角的に経済学にアプローチできるよう科目を選択しています。興味深い講義がたくさんありますが、特に面白いと感じているのは「日本経済論」。イギリスを中心に始まった産業革命の時代、日本ではどのように資本主義が発展したのかなど、中学や高校では触れる程度だった事柄を深く掘り下げています。また、「ミクロ経済学」のゼミも面白くて、最近だと、同じ物を5人で製造した場合と3人で製造した場合、人件費や経費を計算するとどちらが効率よく利益を上げられるかという考察を行ったのですが、そういう視点が身につくと、自分で買い物をするときに同じような商品を比較して、「どっちがお得?」なんて思案するようにもなりました。
大学生活でのさまざまな経験が、社会で役立つはず
テスト前になると、友達と一緒に勉強したり、友人からその教科に強い人を紹介してもらったり。テストの度に、友達が増えています(笑)。これも大学生ならではですよね。大学生活では、専門知識のほかにも、さまざまなものを身につけられたらと、積極的な行動を心がけています。春まではチアリーディング部に所属していました。今は、コーヒーショップでアルバイトを始めたので、こちらを優先。店頭ではお客さま一人ひとりへの臨機応変な対応やスタッフ同士のコミュニケーションが求められ、柔軟な対応力や発想力が鍛えられます。こうした経験は社会できっと役に立つはずと、自分を奮起させる、そんな瞬間も楽しい。自由な時間がたくさんあって、多くの仲間がいて、新しい出会いや発見があるのが大学。その自覚を持ちながら、これからもさまざまなことに挑戦していきたいと思っています。
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