03
30 2022

議論を繰り返す中で 思考力が鍛えられていく。

法学部1部法律学科3年 橋本 英理奈 北海道天塩高校出身

「社会の中で法律はどんな役割を果たしているんだろう」。高校時代にそんな疑問を持った橋本さん。大学でさまざまな法律を学ぶ中で、「将来は民間企業の人事や法務といった部署で法律に関わる仕事ができたら」と考えるようになりました。

法律への関心は強くなるばかり。

高校時代、テレビのニュースで、少年法の適用年齢引き下げについて議論されているのをたびたび見ました。自分と同世代に関わる法律。社会の中で実際に法律はどう運用され、どんな役割を果たしているのか、法律のことが気になり始めまして。そうした折に、学園大のオープンキャンパスに参加すると、法学部を紹介する方から「法律を知らないと損をするよ」と聞いて、ますます法律に興味を持ったのが入学したきっかけです。
高校の授業で法律について学ぶことはほとんどありませんよね。入学時は当然ながらゼロからのスタートです。ひとまず1年次は「入門」と名のつく法律関係の科目を一通り履修しました。とにかくいろんな法律に触れて、幅広く知識をつけたいと思ったんです。勉強してみると、法律には思った以上にたくさんの種類があり、いずれも重要な役割を果たしていることを知って、もっと深く学びたいという意欲が強くなりました。それで、すんなりと法律学科を選択。とりわけ私の興味を引いたのは民法で、中でも登記や相続など、自分たちの暮らしに身近な法律に関心を持っています。

気づいたら、思考力が鍛えられて。

法学部は公務員に強いと聞いていたこともあり、入学当時は公務員を目指すことも視野に入れていました。それが民法を学ぶうちに、民間企業の活力や柔軟性に魅力を感じるようになり、そちらの方向に進むのもありだと思うようになりました。当然、民間企業でも法律の知識を生かせますから。人事や法務といった部署で法律に関わる仕事ができたらいいなと考えています。そうした将来を意識したこともあってゼミでは「会社法」をテーマに研究を進めています。仲間と、判例に基づいて事実関係を洗い出し、問題解決に向けて議論を繰り返しています。

議論していると、同じ法律なのに人によってこんなに解釈が分かれるのか、私はこう捉えていたけど視野が狭かったかな、と感じることがよくあります。冷静に聞いてみると、他者の意見にもすごく説得力があって、そのたびに多くの人とコミュニケーションすることの大切さや、物事を客観的に見ることの重要さを痛感させられます。ただ、そうした場にいるからこそ、私自身も論理立てて思考する力や、プレゼンテーションする力が鍛えられているという手応えがあって、それがとてもうれしいです。大学で、学ぶ醍醐味を知って、いろんなことに積極的になれた気がします。最近は学内講座を利用して簿記やパソコン、ビジネスマナー、法学検定などの資格試験にもチャレンジ。また大学PRのお手伝いをする北海学園大学広報サークルぴあるに参加し活動しています。いろんな経験が、法律とともに将来の職場で役立てられたらと思っています。

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