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05 2024

<内定先/北海道厚生局 公務員> 北海道民の暮らしをより豊かに。 厚生行政の仕事で寄り添いたい。

法学部1部政治学科4年 今井 浩翔 北海道北広島高校

政治学科で学びながら、日々のニュースや講義、本などを通して、超高齢化社会の日本では社会保障費が年々増加していることを知り、厚生行政に興味を持った今井さん。「国という観点から北海道に根差して、医療や年金、福祉の業務で道民の暮らしを豊かにしたいと思い、北海道厚生局を志望しました」と話します。戦略的な試験対策が功を奏し、夢への一歩を踏み出しました。

始まりは、「少子高齢化、大丈夫?」

内定をいただいた北海道厚生局は、医療や福祉、社会保険などの社会保障政策を実施する厚生行政の機関です。ひと言で表現するなら、厚生労働省の北海道支部といったところでしょうか。社会保障だけでなく、食品衛生管理や麻薬取り締まりなども、業務に含まれます。

私がこの仕事を志したきっかけは、日々、目にするニュースがきっかけでした。超高齢化社会の日本は、社会保障費が年々増加。国民の生活を圧迫していることを知り、厚生行政に興味を持ちました。私は子どもの頃から高校生の頃まで柔道をしており、父は学園大柔道部の監督を務めています。父からは、少子化で子どもたちが出場する柔道の大会がかつての半分くらいの規模になっているという話しを聞いていたので、そのことが頭の片隅にあったのかもしれません。その後、政府が発表した「異次元の少子化」という言葉にも、そこまで深刻なのかと衝撃を受けました。

そんな少子高齢化が進む日本で、幅広い世代の生活を医療や年金、福祉の視点から支えられたらと考え、厚生行政の分野で働きたいと思ったのは3年生の夏頃。それまで、いまひとつ志望する業種を絞り切れずにいたのですが、心が決まりました。国の観点から、地域に根差した仕事ができる点にも惹かれたのが、北海道厚生局を目指した理由の一つです。

公務員試験対策は戦略的に。

公務員試験を受けようと決めたのは、3年生の9月頃。普通だとスタートが遅すぎます。そこで予備校にも通いました。また、普通に勉強していたのではライバルに追いつけないと思い、戦略的に試験対策をしようと、公務員試験の採点方式や仕組みなどを徹底的に分析。筆記試験は分野毎に配点が決まっているので、配点が高いところを中心に勉強したり、苦手なところは思い切って捨てる覚悟をしたりと、効率的に得点できるよう勉強方法も工夫しました。

講義のない時間は大学の図書館でひたすら自習。疲れたらジャズ研究会の部室に行ってギターを弾いたり、後輩とおしゃべりしたりするのがいい息抜きになりました。面接対策は大学のキャリア支援センターにもかなりお世話になりました。模擬面接を何度もしていただき、その都度、私の弱点について改善方法をアドバイスしてくださり、本当に感謝しています。

所属しているゼミで体験した模擬裁判も、就活に向けて自分を成長させてくれたのではないかと思います。模擬裁判では、法律学科の学生も一緒になって、労使関係の裁判を行いました。私は使用者側の弁護人を務めたのですが、そこで論理的意見を組み立てることの必要性や、一貫性のある主張を考えることはまず相手の立場を想像するのが大切だということを知りました。

好きなことにとことん打ち込んだ学園大での4年間。サークルやゼミなどで多くの方々と接点を持ち、成長させてもらった気がします。これから1人の大人として社会に出て行くことを私自身、楽しみで仕方ありません。社会では大学よりももっと多くの人たちと関わることになりますが、そこでまたさらに自分を成長させることができるのではないかと楽しみにしています。相手の立場で考える力を発揮し、直接見えない国民の皆さまの現状を想像し、皆さまの生活をより豊かにするお手伝いをしたいと思います。

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