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23 2021

大学生、札幌、一人暮らし。 新しい「自分」と出会う日々。

法学部2部政治学科2年 平沼 迅 北海道利尻高校出身

尻島で生まれ育った平沼さんは、大学進学を機に親元を離れ、一人暮らしを始めました。「最初は不安でしたが、勉強も部活動も本気でやっていくうちに、寂しいと思う暇はなくなりました」と日々の充実ぶりを笑顔で話してくれました。

2部は規模感もちょうどいい。

生まれ育った利尻は大好きですが、高校2年の秋くらいから、進学で島を出ようかと考えるようになりました。兄も姉も公務員として利尻で働いていたので、その道も選択肢にはあったのですが、やはり一度は違う土地で生活してみたくて。ギリギリまで悩んで受験直前で両親に話すと、かなり心配はされましたけど、応援するよと。
進学先は、当時公務員を将来の職業として思い描いていたこともあって、公務員試験に強く、学費が割安な学園大の2部。実は2部を選んだのはもう一つ理由があって、学生数が比較的少ない方が僕に合っていると思ったから。なにしろ利尻高校の全校生徒数は約60人。一気に膨大な数の大学生に囲まれたら戸惑うんじゃないかと不安が(笑)。2部だと時間割がぎゅっと詰まっていて、同じ面々と顔を合わせるだろうから友だちができやすいだろうとも考えました。予想通り大学にはすぐ馴染めましたが、なかなか慣れなかったのは一人暮らしですね。最初の頃は洗濯や炊事で分からないことがあるとすぐに実家に電話。親のありがたみが分かりました。さすがに2年目からはそういうのも減って、我ながら少しは成長できているのかなと感じています。

自発的に学ぶ価値に気づいて。

高校2年のとき、アメリカに短期留学したことがあります。行く前にアメリカの歴史や政治などいろいろ調べました。それ以来、政治に少なからず関心を持つようになっていたこともあり、学科選択では政治学科を選びました。講義では先生がよく時事問題について解説してくれます。おかげでニュースで取り上げられる事柄の問題点や論点が身近に感じられるようになって、そこから自分なりに深く調べてみたり、見解をまとめてみたりすることもよくあります。
そうした中でも今特に面白いと感じているのはポピュリズムを扱う講義やゼミです。以前から、過激な発言をするトランプ大統領がなぜ多くの国民の支持を得られたのかという点に興味を持っていたのですが、それはポピュリズムをうまく利用しているからだという考え方を知りました。そうすると、ポピュリズムとはどういうものかをもっと調べてみたくなり、そのテーマのゼミに参加しました。ゼミメンバーとの議論は、自分にない発想や考えを毎回聞けてすごく刺激的です。

部活も、勉強も、本気だから見えたもの。

中学、高校と卓球部でばりばりやってきたので、大学では少しゆるめのサークルで和気あいあいと楽しみたいと思っていました。ところが偶然、試合で顔を合わせていた他の高校の選手とキャンパスで再会し、ちょっと違う方向へ。すぐに仲良くなったその友だちに誘われて、入ったⅡ部卓球部。そこには全国レベルで頑張る選手がいて、つい僕も本気モードに。練習は週に4、5回で、講義が終わる夜9時から10時。加えて日中に体育館を借りて自主練習することもあり、みんなかなり真剣。中学、高校では全道大会出場止まりだったので、大学では絶対に全国大会まで行きたいと練習に励んでいます。将来のことについては、大学でのさまざまな体験で視野が広がりましたから、公務員以外の就職も考えてみようと思っています。勉強も部活も本気で取り組む中でたくさんの人と出会い、多くの経験をして自分の行く先を見つけるつもりです。

法学部2部政治学科2年 平沼 迅 北海道利尻高校出身