03
25 2022

将来のため、自分のため、 学びたいことをできるだけ。

法学部2部政治学科2年 森 駿斗 市立札幌大通高校出身

森さんの時間割には、将来の目標の達成と興味の追求のための科目が詰まっています。「自分のやる気を後押ししてくれる環境が整っているから、できるだけやってみようという気持ちになります」。大学で学ぶことを、意欲的に楽しんでいるようです。

時間割作りは楽しい。

学生の立場にいると見つめる機会が一番多いのが「教育」。自然と興味を持つようになり、高校1~2年の頃には教育行政の仕事に就くことを目標に定めました。そのため、公務員として仕事をする上で必要になる法律を学べること、教育について深く知る意味からも教員免許を取得できること、が進学先の大きな条件。さらに、政治や社会科科目の分野に興味があること、学費や通学の面なども考え合わせ、ここに進学しようと決めました。

入学後、履修科目を選ぶのは楽しかったです。高校も単位制だったので時間割を組むのには慣れていましたが、大学では科目の範囲も選択の自由度も広がって、各科目の内容をシラバスで調べていくのが面白くて。卒業のために必要な科目と、教職課程の科目は当然取らなければならないし、一般教育にも学びたい科目がいろいろあるし…と考えていくと、履修科目がどうしても多くなります。僕の場合は2部なので、6限と7限で時間割を組むのが基本ですが、それでは収まりきらず…。そこで、履修できる科目や年間12単位を上限とするなど一定の制限はあるものの、2部の学生でも1部の時間帯での履修できる仕組みを利用して、1部の時間帯にも授業を入れています(※)。履修している科目数がとても多くなってしまうのですが、「せっかく大学にいるのだからできるだけやってみよう」と頑張っています。1部の時間帯にも授業を履修すると、授業と授業の間に空き時間ができてしまいます。この「空きコマ」を、時間割を作る時には避けたがる人も多いのですが、僕はその時間も勉強にあてられるとポジティブに捉えています。ただ、そうは言っても、科目数が多いとオンライン授業では特に課題が多くなる(笑)。連絡を見逃さないよう注意し、エクセルの表で提出日時などスケジュール管理をしっかりするようにしています。

※教職課程科目の1部時間帯の履修についても一定のルールがあります。

学ぶことは面白い。

教職課程は、実際に勉強してみると面白いです。教わる立場で自分が通ってきた道ですから、先生はこういうことを思っていたんだなとか、あの時はこういうことを伝えたかったんだなとか、改めてよく分かります。教職課程は教員になるための勉強と思っている人が多いでしょうけれど、将来の子育てや自分がどう生きていくかに直結するような内容なので、免許を取るためだけではない学びがあります。ゼミでの学びにも、また違う面白さがあります。所属している岩坂将充先生の比較政治学のゼミでは、課題図書を読んで各自が担当する章をまとめて発表。先生はトルコについての専門家で、さまざまな国の政治にも詳しいので、僕たちの発表に対しての補足には、ああそうだったんだと納得できることがたくさんあります。

大学には、いろいろな分野の専門家がそろっています。先生に質問に行くのは気後れするかもしれませんが、どんどん行ってみたらいいのにと思います。例えば何かを調べようと本を買って読んでも、分からない部分があったりしますよね。でも先生たちは、分からないことをぶつけるとその場で答えてくれる。この楽しさは、大学生だから味わえることだと思うんです。

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