地域研修を通して SDGsが自分事に
1歳上のお兄さんの影響で、学園大の経済学部に入学した成田さん。ゼミの地域研修で企業におけるSDGsの取り組みを目のあたりにし、一人ひとりが行動を起こすことの大切さを実感したそう。成田さんはアメフト部にも所属。卒業後は、地域の環境に貢献できる仕事に就きたいと将来を模索しています。
SDGsって、もっと身近なことだったんだ。
経済や経営のことなどを幅広く学びたいと考えて、学園大の経済学部に入学しました。1歳上の兄も同じ経済学部にいるため、勉強についてアドバイスがもらえると考えたことも動機の一つです。2年生になってから、ゼミで企業が取り組むSDGsについて学びました。SDGsはよく耳にする言葉ですが、正直、どこか他人事というイメージしかなくて。それが、地域研修で実際に企業を訪問し、SDGsに関する取り組みを目にしてから考え方がガラリと変わりました。
訪問した企業では、地域からリサイクルできるものを集めて再利用し、そこから得られた収益を子育て支援に寄付したり、再生した素材で作った商品を地域の人に無償でプレゼントしたりも。また障害のある方を積極的に雇用することでも地域に貢献していました。そうした企業の努力を見て、一人ひとりの行動が人の助けになること、企業の利益にもつながることを実感。SDGsのことを学ぶだけでなく、一人ひとりが真剣に考え、発信していくことも大切だと気がつきました。
地域研修から戻ってからは、家族や周りの友人にもSDGsに興味を持ってもらえたらと、見てきたことを積極的に話すようにしています。この経験を通して、将来は地域の環境に貢献できる仕事に就きたいと考えるようになりました。
公務員も視野に将来を模索。
地域をより良い環境にする仕事として、真っ先に思いついたのは公務員です。今はまだ漠然としていますが、公務員試験を受けることも視野に入れています。公務員に限ったことではありませんが、社会に出るとコミュニケーション能力が大切になるはず。今からでもできることとして、在学中にさまざまな経験を通して、コミュニケーション能力を磨きたいと思っています。
そうした場の一つが部活動です。アメフト部に所属しているのですが、アメフトは試合中も仲間とのコミュニケーションが勝負のカギを握るスポーツ。先輩・後輩・同級生たちとのやりとりからもコミュニケーション力が鍛えられているのを感じます。例えば、アメフトでは練習に必ず作戦会議のようなミーティングが含まれていて、自分たちのプレーを動画に撮って、それを観ながら動きの分析や意見交換を行います。思ったこと感じたことをその場でしっかり伝え、疑問があれば質問してクリアにしていくことが大事です。またアメフト部員が代々先輩から受け継いでいる精肉店でのアルバイトでも、社員さんやお客さんとのやりとりから、たくさんのことを学んでいます。日々のこうした場面でも、意識的にコミュニケーション力を高めるよう努力しています。
1年生の時はアメフト初心者だったので、あまり余裕がありませんでしたが、2年生担ってからはプレーでも少しはチームに貢献できるようになってきたのかなと思います。もっとチームを引っ張っていける存在になることがこれからの目標です。
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