03
31 2022

<内定先 国家公務員一般職[法務局]> 登記官の仕事に魅力を感じて志望。 公務員採用試験対策は戦略的に。

法学部1部法律学科4年 中村 勇太 旭川実業高校出身

「公務員に強いから」と北海学園を志望した中村さん。学部も、採用試験に役立つ学びが多いことから法学部を選びましたが、実は、公務員になってこんな仕事をしたい、と具体的になったのは3年次。一つの講義をきっかけに法務局の登記官を目指しました。

目標が決まって、勉強に身が入った。

法律や政治に興味があったので、「将来は公務員になろう」と、高校時代は漠然と考えていました。ただ、公務員になってこういう仕事をしたいというところまでは正直、大学に入学するまで突き詰めて考えたことはなかったです。考えるきっかけになったのは3年次に履修した「不動産登記法」の授業。先生は、不動産売買に関わる書類を作成する現役の司法書士の方で、法務局で対応される登記官のチェックがいかに緻密で正確か、さらにそれが不動産を売買する当事者にとっていかに重要な役割を果たしているかを教えてくれたんです。そこから、法務局で働く登記官になりたいという目標が明確になりました。

明確に就職先として公務員を意識するようになってからは、大学の勉強も公務員採用試験の対策につながるだろうと考え、一段と身を入れるようになりました。実際、授業では、法律の解釈についてディスカッションを繰り返すなど、発想力や思考力が鍛えられましたし、法律の深い理解に結びつきました。とりわけ思い出深いのはゼミ。公共政策に関する研究の中で、街を豊かにする象徴として美術館を取り上げ、その魅力をいかに伝えるかをグループのメンバーで考える、という内容です。僕は企画の担当として知恵を絞って、絞って…。コロナ禍で美術館に足を運べない状況にあって、動画の役割は大きいだろうと、PR動画の作成にこぎ着けました。数々の意見をまとめることも企画担当の僕の仕事と考え、全員の話をよく聞き、一緒に同じ目標に向かえるよう力を尽くしました。この活動を通じ、コミュニケーションとマネジメントの大切さを学ぶと同時に、その難しさを痛感しましたが、結果、出来上がった動画を先生に高く評価していただいて、大きな達成感を得ることができました。こうした経験は社会人になっても役立つと思うので、大事にしていきたいと思います。

公務員に強い理由が、今なら分かる。

3年次の夏頃までは学内の公務員講座を受講しつつ、大学の授業を中心に勉強していました。公務員採用試験対策に本腰を入れ始めたのは3年次の秋頃からです。この時期からキャリア支援センターの方に試験勉強の方法を教えていただいたり、合格するために必要な情報を集めるなど、積極的に動くことを意識しました。その時に特に役に立ったのが、大学独自の就職支援サイト「ミナトコム」に掲載されている、先輩たちの体験記です。膨大な情報量があり、とても参考になりました。この体験記を通じて、闇雲に勉強するのではなく、分野ごとの配点を考え得点を伸ばせるところを重点的に勉強するといった戦略の立て方や、面接の重要性も知ることができたので、当日に向けてしっかり準備することができました。僕の場合、法務局を早くから意識し、登記官の仕事について時間をかけて調べることができていましたから、面接試験ではそれを余すことなくアピールしようと。それも合格の後押しになった気がします。
次は僕が後輩たちにそうした体験を伝えていく立場。できる限りのアドバイスを残していきたいと思っています。そうして「公務員に強い学園大」が長く引き継がれていくと、うれしいです。

関連記事

NEW

新着記事

カテゴリ

OPEN CAMPUS オープンキャンパス 2025.3.22 SAT 開催決定! 詳しくはこちら